米国テキサス州のSeidl Bindery社はJETvarnish 3Dデジタル加飾機で全国の印刷業者を支援しています

2021-02-26 :MGIケーススタディ紹介(オリジナル記事2017年)

テキサスの大手印刷後加工会社は、新しいパーソナライズされたデジタル加飾と可変データエンボス箔のサービスを全米に拡大しています。

Seidl Bindery社概要

所在地:米国テキサス州ヒューストン

業種: 製本及び印刷後加工

設立: 1975

従業員: 45

年商: $11M(約12億円)

MGI JETvarnish 設置: 2017年

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テキサス州の中心部ヒューストンにある Seidl Bindery Inc. 社(SBI) は、MGI JETvarnish 3D デジタル加飾機能を使用して、印刷後加工サービスの新しいモデルを創造しています。SBI社は、伝統的な職人技の後加工工程と新しいデジタル技術を併せ持った成功事例です。

Seidl家の3世代にわたる専門知識が、「印刷会社のパートナー」事業戦略の発展と成功に貢献してきました。その経験は、MGIのJETvarnish 3Dデジタル加飾機を導入した際に、新たな事業展開のビジョンと結びつきました。

トレードフィニッシャー(印刷後加工会社)の産業的役割

SBI社副社長のMatt Seidl氏は、同社の印刷後加工ビジネスモデルについて、「私たちは、サービスを提供している印刷業者のビジネスパートナーです。SBI社は商業製本業者として、プロフェッショナルなアウトソーシングパートナーでありたいと考えています。

私たちの仕事は、印刷会社と協力して、印刷会社の生産性を向上させ、印刷会社がより有利で収益性の高い顧客との関係を追求できるようにすることです」と述べています。MGI JETvarnish 3Dソリューションは、同社の顧客である印刷会社の将来の成功を支援するための戦略の重要な要素となっています。

デジタルパーソナライゼーションとカスタマイズは、印刷物の発注者とエンドユーザーにとって、印刷を楽しく、セクシーに、そしてエキサイティングなものにします。MGIの2D/3D次元テクスチャ、特殊効果、可変エンボス箔はより効果的なコミュニケーション、より成功したマーケティングキャンペーン、より魅力的なパッケージアプリケーションを可能にするインパクトを提供します。JETvarnish 3Dで付加価値をつけることで、印刷サプライチェーン全体の関係が強化されます。”

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プロトタイピング(試作)と生産力

国際的なポストプレス業界団体である FSEA (Fail & Specialty Effects Association) の理事を務める Seidl 氏は、次のように述べています。「MGI JETvarnish 3D システムを使用すると、同じジョブのセットアップでも、試作品 1 点から数千点の小ロットのものまで、また、毎週、毎月、毎年、何百万点もの作品を仕上げるプロジェクトをも継続して行うことができます。」

「その柔軟性により、お客様の具体的な業務要件に迅速に対応し、収益性の高い新しいアイデアやオプションを提案することで、お客様とのビジネスコンサルティング的な役割を果たすことができます。これがMGIの新しいデジタルインフラに投資した大きな理由の一つです。今では、商業印刷のお客様は、これまでにない方法で、市場で人々の注目を集める新しい印刷加飾ソリューションを提供できるようになりました。JETvarnishの3Dプリントは、注目され、触れられます。名刺、パンフレット、本、箱など、どのようなものであっても、私たちは記憶に残る印刷物を創造します。」

インテリジェント&適応型見当合わせ

JETvarnish 3Dソリューションに不可欠なのは、人工知能スマートスキャナー(AIS)です。スマートスキャナーは、印刷物と加飾マスク版の両方を分析し、ニスと箔のインクジェット配置を自動的に調整・修正する適応型見当合わせシステムです。このMGI独自の技術革新により、1枚1枚を別のジョブとして扱うことで、メイクレディのセットアップ時間や無駄を省くことができます。トンボマークは必要ありません。AISにより、JETvarnish 3Dは、デジタル、オフセット、フレキソ出力の全てのタイプの仕上げセンターとして機能します。

印刷物の購入者との関係強化

Seidl氏はこう言っています。「私たちは、裁断、製本、ステッチ、接着から、特別なプロジェクトのための複雑で豪華な装飾工芸品まで、エンドツーエンドの仕上げソリューションをフルレンジで提供しています。しかし、印刷仕上げはこのように専門的な分野であるため、エンドユーザーは最終製品を決定する際に助けを必要とすることがよくあります。

JETvarnish 3Dは、印刷会社、代理店、マーケティング会社と協力して、よりクリエイティブなアイデアと収益性の高いソリューションを提供するのに役立っています。このようなチームワークは、長期的な関係を構築するのに役立ち、リピートビジネスや印刷バイヤーからの紹介の機会を得ることができます。」

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デジタル後加工の未来

MGI のマーケティング&セールス担当副社長である Kevin Abergel 氏は、「SBI 社は、伝統的な工芸技術とデジタル技術を融合させ、インパクトのあるダイナミックな視覚的魅力のある印刷出力を実現しているアメリカの印刷後加工&製本会社の新たな前衛の一翼を担っています。

米国の印刷業者に最高の仕上げ技術サポートを提供するという Seidl ファミリーの取り組みは、非常に印象的です。私たちは、エキサイティングで収益性の高い新しいデジタルエンハンスメントオプションを全米の印刷会社の顧客に提供できることを誇りに思っています。

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