フランスのインパクト印刷社は、長年使っていたJETvarnish 2Dに替えMGI JETvarnish 3Dを導入しました。

2021-07-08 ：MGIケーススタディ紹介（オリジナル記事2017年)

「競合他社に差をつけるには？その答えは簡単で、商業用リーフレット、カタログや雑誌の表紙、パンフレット、チラシ、名刺などを加飾し、エンボス感と高級感を与えることです」。

Imp’Act Imprimerie社概要

所在地：フランス南部モンペリエ

業種：商業印刷

設立： 1992年

従業員： 47人

売上：　約16億円

MGI JETvarnish 2D設置：　2010年

MGI JETvarnish 3D設置：　2017年

インパクト印刷社、フランス

仏モンペリエのインパクト印刷社は、製本や加飾等を含めた印刷プロセスの内省化と中・小ロット印刷に重点を置いた戦略をとっています。

モンペリエ近郊のサン＝ゲリー＝デュ＝フェスクにあるインパクト印刷社は、1992年の設立以来、売上高を伸ばし続けており、コミュニケーション・エージェンシー、印刷会社、印刷製品の再販業者などを顧客としています。

デービッドボワソン氏とアレクシスアルバレス氏が率いるこの印刷会社は、小ロット及び中ロットのオフセット印刷とデジタル印刷を専門としています。「例えば、1日に800枚から1,000枚のオフセットプレートを作ることができます」とボワソン氏は言います。

印刷業者の息子であるボワソン氏が設立したこの会社は、設立時には2人でしたが、現在は47人の従業員を抱え、売上高は1,200万ユーロ（約16億円）に達しています。25年前の設立以来、革新的な技術と顧客サービスを武器に成長してきました。

強力な統合戦略

インパクト印刷社では、2010年から2DのJETvarnishを導入していました。当時、このUVインクジェットコーターは、すでに同社の差別化を実現していました。「JETvarnish 2Dを発見したとき、その革新性に魅了されました！」とボワソン氏。「当社は主に中小型のオフセット印刷機を導入していますが、JETvarnish 2Dを加えることで、社内での部分ニス加工サービスを非常に低コストで統合することができ、生産時間も大幅に短縮できました。この機器のおかげで、新しい市場を開拓し、利益率を向上させることができました。また、従来と同等の品質レベルで、さらに可変データの可能性もあり、お客様に非常に魅力的な価格を提供することができました」。

インパクト印刷社のCEOであるアルバレス氏にとって、JETvarnish 2Dの大きな特徴は、この機器が可能にするコストコントロールです。「従来のプロセスで小・中ロットのニスや部分ニスのサービスを外注するのは、特に我々のように1日に800から1,000枚のオフセットプレートを使用してメークレディを販売している印刷会社にとっては高価なものでした。JETvarnish 2Dのおかげで、私たちがオフセットで制作している作品に合わせて、制作コストを最適化することができました。時が経つにつれ、この技術は私たちとお客様にとっての真の比較優位となりました！」。

JETVarnish 3D加飾機での3Dニス印刷

新しい市場、新しい顧客をもたらしたからこそ、インパクト印刷社はその提供サービス内容を拡大したいと考え、後継機としてJETvernish 3Dを導入しました。この新しい機械では、52×105cmまでのフォーマットにエンボス加工されたUVニスをコートすることができます。

「JETvarnish 3Dを導入したことで、高品質な製品と非常にクールなオプションを顧客に提供できるようになりました」とボワソン氏は言います。小・中ロットのシリーズ製品に3Dニス加工を施し、しかもリーズナブルな価格で提供することができるのです!」。

ボワソン氏は続けます。「私たちは、印刷後加工までを自社で内省化する方針です。この統合により、非常に短い納期で競争力のある価格を実現しています。外注は一切していません。そのため、生産を完全にコントロールすることができ、製品の品質や納期を管理することができます。その中で部分ニスコートを社内で行うことは重要でした」。

中・小ロット生産と内省化

MGIのデジタルフィニッシング技術は、中・小ロットの生産に適しています。「デジタルでのこの技術的プロセスは、50部または100部の印刷物でも3Dニスを提供することができるので、完璧です」。

この投資は、高品質でありながら魅力的な価格帯での販売を望む、要求の厳しい顧客を満足させることを目的としています。通信業界や不動産業界、ワイン業界や観光業界などです。

JETvernish 3Dの導入は、同社の戦略と、すべてを自社の工場で生産する企業でありたいという強い願望に完全に合致しています。それは、価格面での競争力はもちろんのこと、製造時間（つまり納期）の大幅な短縮という2つのメリットを提供します。「外注は使いません。このように、私たちは生産を完全にコントロールしています」と、ボワソン氏とアルバレス氏言っています。

「競合他社に差をつけるには？その答えは簡単で、商業用リーフレット、カタログや雑誌の表紙、パンフレット、チラシ、名刺などの印刷物にエンボス感と高級感を与えることです」。