ゲームチェンジャー：3次元を加えたパワフルなプリントデザインが可能に。

2022-02-03 ：MGI事例紹介（PaperSpecs Jan. 24, 2022記事引用)

米国シカゴにあるチーム・コンセプト社ではJETvarnishの3D特殊効果を利用した加飾印刷デザイン「LuxFX」のサービスで、箔の輝きとセンスの良さを兼ね備えたクリスマスカードを制作しました。

チーム・コンセプト社概要

所在地：米国イリノイ州シカゴ

業種：商業印刷

設立： 1998年

従業員： 80人

売上：　約15億円

MGI JETvarnish 3D設置：　2018年

多くの人にとって、クリスマスはすでに感動的な時ですが、国のために愛する人を失った人にとっては、なおさらでしょう。戦死者や戦傷者の子供や配偶者に奨学金を提供している非営利団体Folds of Honorは、最近のホリデーシーズンに寄付者やボランティアなどに特別なクリスマスカードを送り、非営利団体が一年を通して行っている重要な活動を思い出してもらいました。シカゴのチーム・コンセプト社は、コニカミノルタの強力なMGI JETvarnish 3D Evolution（Evo）システムを使用し、箔の輝きとセンスの良さを兼ね備えたクリスマスカードを制作しました。

Folds of Honorがデザインし、チーム・コンセプト社が100ポンドのグロスカバー再生紙にオフセット印刷で制作したこのクリスマスカードには、1.7ミルのソフトタッチの両面ラミネート加工が施されています。人目を引くデザインでありながら、畏敬の念を感じさせる作品に仕上がりました。(また、印刷から仕上げまで、すべてのプロジェクトを社内で完結させるというプリントプロバイダーの品質に対するこだわりの姿勢もうかがえます)。

チーム・コンセプト社のCEOであるトニー・ラウス氏は、「私たちのチームは、どのホリデーカードでも興奮しますが、このプロジェクトは、まったく新しいレベルの興奮と情熱を私たちの職場にもたらしました」と述べています。「私たちの制作チームは、Folds of Honorの素晴らしい活動や、彼らが良い影響を与えている人たちを知っていて、みんな大ファンなんです。私個人としては、FOHのような非営利団体やその他多くの団体を支援するプロジェクトを進めることは、大きな誇りであり、毎日気力があふれてきます」。

ラグジュアリーなクリスマスグリーティング

クリスマスカードの表面には、クラウンレッドの背景にゴールドの箔押しで「Merry Christmas」と書かれ、裏面には同じくクラウンレッドのブルー箔押しで「Folds of Honor」の名前とロゴが記されています。

また、同じコニカミノルタMGI JETvarnish 3D Evolution（Evo）で赤と青のデジタル箔を施し、チーム・コンセプト社独自のLuxFX仕上げで印象的に浮き上がらせた雪の結晶が、表と裏の両方に見られます。

UV加工された雪の結晶は、カードを前後に動かすと幻想的な光を放つだけでなく、手触りもよく、季節が過ぎてもずっと大切に扱われ、記憶に残るカードになります。カードの外側だけでそんな気持ちにしてくれます。

チーム・コンセプト社の Paco Salcedo 氏は、「私は 30 年近くグラフィックアートと印刷ビジネスに携わっていますが、MGI 機のように印刷物を向上させることができる機械はなかなか見つかりません」と述べています。この機械と当社独自のLuxFXフィニッシングサービスラインは、ゲームチェンジャーとなっています。

カードの内側は、戦没者遺族に贈られた折り畳まれたアメリカ国旗をイメージした青箔の三角形の背景に、銀箔の星を配したセンスの良いクリスマスカードです。その下には、シルバーの箔押しでFolds of Honorの名前と、ブラックのインクで心のこもったメッセージが印刷されています。「このクリスマスシーズンに、愛する人とより親密になり、究極の犠牲を払った人々を思い出すことができますように」。

トニー・ラウス氏はこう語っています。「最初のプレス工程とMGI仕上げ工程を通じて、Folds of Honorのロゴとメッセージがシートから浮き出すように、細部まで気を配りました。プレスオペレーターは、この作品にLuxFX仕上げの最高級のタッチを加えました」。

その可能性

コニカミノルタMGI JETvarnishのデジタル技術は、デザイナーにさらなる可能性を与えてくれます。コスト面では、少部数の印刷物でも箔押しすることができ、コストダウンにつながります(例えば、1,500枚のクリスマスカードでも作れます)。また、デジタル印刷機と同様に、箔押しやUV加工をパーソナライズして、1枚ごとに異なる文字や画像を印刷することも可能です。