大変ユニークなフランスMGI社のマルチアームデジタルカッティングマシン「Octopus Web」を紹介します。

2023-03-23 :デジタル加飾業界情報(Print Industry記事2022/12引用)

粘着ラベル用デジタルカッター「Octopus Web」は、可変データを扱いながら、レーザー技術より優れた品質を提供するとMGIは述べています。

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MGI’s Octopus Web

「Octopus Web」

フランスのMGIデジタルテクノロジー社は、印刷、厚盛ニス加工、エンボス箔押しなどのデジタル仕上げの次に、デジタルカッティングに着手します。この新機種「オクトパスウェブ」の開発には4年の歳月が必要で、その名の由来は、構成する電動アームの数の多さにあります。

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この装置は、リール状の粘着ラベルの仕上げを想定しており、「刃の品質という伝統的なものと、PDFファイルを使用できるデジタルという、両方のカッティングの長所を組み合わせた画期的な技術です」とMGIデジタルテクノロジーのコミュニケーションディレクター、ニコラ・ヴェナンス氏は説明します。

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11月末にパリのヴィルパントで開催されたAll4Pack 2022展示会で初めて実演されたこの機械は、3つの独立したモーターを持ち、それぞれに1~5本のナイフを搭載し、20m/minの速度で加工できます。

各アームは、単純なものから複雑なものまで、特定のカットパターンを実行する能力を持っています。1本のアームで1列のラベルを処理し、アームが2本あれば1列おきに、3本あれば3列おきに処理します。

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MGIが得意とするデジタル技術をベースにしたOctopus Webは、可変データを管理することができます。そのため、ラベルの各列を独自の方法でカットすることができます。

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「All4Packでは、カッティングによって、シンプルなグラフィックからさまざまなラベルを作り出しています。カッティングは仕上げになるのです」とニコラ・ヴァナンス氏は強調します。

デジタルファイルの管理だけでなく、そのもう一つの利点はカッティングの品質です。「質感のある紙でも、切り口は高品質です。レーザー技術とは異なり、刃の焼け跡がまったく残りません」。

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Octopus Webは、パンチングツールやクリースツールを搭載することも可能です。

2022年11月パリで開催されたAll4Pack2022で、MGIデジタルテクノロジー社の「Octopus Web」が「パッケージング・アワード 2022」を受賞しました。

なお、本機の商品化は2023年前半を予定しています。

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