ハンガリーの商業印刷およびパッケージ印刷のリーダーKESKENY社が、パッケージ加飾用のUV厚盛ニスとエンボス箔用のデジタル加飾機MGI JETvarnish 3DEvoをインストールしました。

2020-10-14 :MGIケーススタディ紹介(オリジナル記事2018年)

KESKENY社概要:

所在地:ブダペスト、ハンガリー

業種:商業印刷&パッケージ印刷

印刷:オフセット/デジタル

後処理:従来型/デジタル

従業員:268人

MGI JETvarnish 3D Evo設置:2018年6月

KESKENY社1

「このテクノロジーによる新製品を導入したパートナーが存在し、すでに100万を超えるこの製品を製造しています。」

              Keskeny 社JETvarnish 3D加飾用途:

KESKENY社2

  • 名刺
  • ラグジュアリーパッケージ
  • 食品および飲料の包装
  • 化粧品の包装
  • 布目調、木目調、そのたテクスチャ効果の模倣印刷
  • グラフィック要素の強調表示
  • 従来のフラットニス置き換え
  • 点字効果による説明書き作成

KESKENY Nyomda、ブダペスト

Keskeny Printhouseは、包装材料を製造するハンガリーの最先端の印刷業者の1つで、売上高は65億HUF(約23億円)、スタッフは268人です。同社はプレミアム品質の製品と特殊な表面仕上げ技術で業界に知られています。

製品や技術力だけでなく、彼らの作業環境も高い水準に達しています。 新しい技術、新しい材料、特別な機器を誰よりも早く使いこなすことで業界の模範となる開発力を獲得しています。 オフセットプリンターがデジタル印刷能力を大幅に向上させているという事実は、業界の専門家の注目を集めています。

Keskeny社のオーナーであるKeskeny Jr.氏に、新しいKonica Minolta MGI JETvarnish 3D Evolution&iFOIL-L機器の設置について尋ねました。

これが始まりです…

「3D表面仕上げ技術を初めて見たのは数年前でした。MGIとその競合他社によって同様のコンセプトのデモがありました。新技術がもたらす 機会を徹底的に検討し、両社の設備にできるだけ精通するよう努めたほか、いくつかの印刷業者を訪問し、稼働中の機械を見学しました。私たちの経験を分析した後、私たちは待つことにしました。 次の展示会では、MGIの展開を見て好ましく、納得のいく改善ができたので、投資の時期が来たと思いました。

KESKENY社3

MGIの機器を通じて、新しい表面仕上げオプションを取得し、すべての新設備の導入時と同様に、新しいテクノロジーを使用して提供できるサービスのすべて詳細に精通するように努めました。 また、機器の操作のプロセスと機能の練習にも努めました。

このプロジェクトは、ニス加工のカタログを作成することから始まりました。このカタログでは、典型的な効果を示すことで、お客様に刺激を与え新しい効果について啓蒙を行っています。このマシンによる製造はすでに進行中ですが、現在、確実かつ安定して達成できる技術の限界をテストを通して経験しているので、その結果に応じてサービスを提供します。

機器のベータテスト期間に性能を認め、このテクノロジーによる新製品を導入したパートナーが存在し、すでに100万を超えるこの製品を製造しています。」

付加価値の高い商品を好む

「来年の第1四半期に、ニス加飾に関するシンポジウムを再度開催し、一連のワークショップでMGIを使用して適用できる3DUVニスとエンボス箔効果をパートナーにデモンストレーションします。

Keskeny社のパートナーは、高品質を期待し、その品質にお金を払います。 通常、彼らの選択において最も重要な要素は価格ではありません。 私たちが受ける注文の大部分は高付加価値印刷です。

たとえば、人気のあるコールドフォイルによる表面仕上げはそのような製品です。コストはかかりますが、独特の外観を保証します。

今までは、従来技術によるホットフォイルのエンボス加工を除いて、当社ではすべての表面仕上げを行うことができました。 エンボス箔では私たちはいくつかの下請け業者と連絡を取り、そのうち最も頻繁にFolkemKftとZoranAranyozóKftと協力しています。」

KESKENY社4

デジタルオプション

このデジタル機器を使用することにより、金型のコストと準備や出荷にかかる時間を節約できます。 機器を十分に稼働させることができるようになれば、当社でより有利なコストでより迅速に製品を製造することができます。

また注文ごとにコスト計算を実行し、要求された作業に適した手順、従来手法かデジタルか、を決定することにしました。 この計算を始めて以来、表面仕上げに厚盛ニスを使用したほとんどの作業はデジタル的に行った方が経済的であったことは私たちにとって驚くべき発見でした。

さらに、装置に内蔵されているスキャナーにより、余剰シートの必要性も大幅に減少しました。 デジタル厚盛ニスは、最初の印刷から100パーセントの精度で見当合わせができます。 これらのオプションは、購入の決定に大きな影響を与えました。

可変データでもエンボス箔

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ほどなくして私たちはMGI JETvarnish 3D Evolution&iFOIL-L機器を使って仕事をするのが好きになりました。この機器は箔を一度に何種類か同時に使えるため、経済的に利用することができます。

 私が言及できる唯一の欠点は、基本材料と補助材料の価格がかなり高いことですが、これは他のメーカーのも同様であり、この技術の特徴です。またおそらくKeskeny社は事業規模が大きいため新しい技術を経済的に活用することができ、そしてこれはコニカミノルタのMGI装置にも当てはまります。

この方法の利点

  • クイック:内省化できるため下請け業者を関与させる必要はありません
  • 完全に正確:見当合わせはスキャナーによって制御されます
  • 超光沢:従来のUVニスよりも光沢が高い
  • 従来のエンボス加工の代わりに使え、簡単にエンボスを変更できる
  • 環境にやさしい:金型やスクリーン、版などが必要なく、従来の方法と比較してエネルギー使用量が少なく、無駄が少なくなります

有用な情報

MGI JETvarnish 3D Evolution&iFoil-Lマシンを使用して作成できるプリントに関するいくつかの重要なデータ

  • 最大用紙サイズ:750×1200 mm、ニス塗り可能なデザインのサイズは740×1190mm。
  • UVニスの厚さ:3〜232ミクロンの範囲。42ミクロンのニス層はすでにグラフィックジョブでかなり素晴らしい結果をもたらしています
  • 基本材料の厚さ:最小135 gsm(150ミクロン)、最大800 gsm(800ミクロン)。
  • 基本的な材料には、コーティングされた表面が必要です。エナメル紙、箔の表面、段ボールの場合はコーティングされた面。 このテクノロジーは、コーティングされていないインクが浸み込むクリエイティブ紙には適用できません。

コストに影響を与える要因

3D UVニスを使用して調製された製品の価格計算は、いくつかの要素で構成されています。 以下に、プロセスのコストに影響を与える要因を示します。

  • ニス層の厚さ。
  • ニスの使用率(%)-3DUV印刷の影響を受ける表面の割合。 これは、3DUV厚盛ニスと3Dフォイルに対して個別に指定する必要があります。
  • 製造に必要なフォイルロールの幅を決定するデジタルエンボスの表面積。
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For more info http://www.mgi-fr.com