印刷仕上げ加工と加飾に特化した初めての印刷イベント「AMPLIFY」が2022年6月に米国ミネアポリスで開催されます。

2022-04-07 ：AMPLIFYイベント紹介

米国の印刷技術協会（APTech）と箔・特殊効果協会（FSEA）は、印刷仕上げ加工と加飾のバリューチェーン全体に焦点を当てた展示・教育イベント「AMPLIFY」を印刷、グラフィックアート、印刷仕上げ業界の中心地であるミネアポリス・コンベンションセンターで2022年6月14日～16日の3日間開催します。

「AMPLIFY」イベント

印刷業界に新しい見本市がやってきます。シカゴでのPRINT 19以来の世界的なロックダウンと旅行禁止は予想外でしたが、業界が転換期を迎えていることは分かっていました。小ロット、多品種、UVスポットコーティングや箔押しなどの付加効果に対する需要は増加傾向にあり、COVID-19はその傾向を際立たせました。

この高まる需要に応えるため、米国業界内の2つの著名な組織、印刷技術協会The Association for PRINT Technologies（APTech）と箔・特殊効果協会Foil & Speciality Effects Association（FSEA）が協力し、この業界に焦点を当て新しいコミュニティを呼び起こす新しいトレードショー「AMPLIFY」を発表しました。2022年6月14日から16日まで、ミネソタ州ミネアポリスのミネアポリス・コンベンションセンターで開催される予定です。

APTechの社長であるサイヤー・ロング氏は、「2年ほど前に、印刷業界の中で最もエキサイティングな分野の一つである印刷仕上げと加飾に特化したコミュニティとイベントが、業界に存在しないことに気づきました」と明します。APTechとFSEAの両社は、印刷仕上げと加飾の分野で卓越した基準を設定する製品、プロセス、組織に焦点を当てた新しいブランドを立ち上げる機会について議論を開始しました。「こうして、AMPLIFYは誕生したのです」と彼は語ります。

米国の印刷技術協会（APTech）と箔・特殊効果協会（FSEA）

APTechは、印刷のバリューチェーン全体をサポートすることを目的としています。「私たちは、デジタル化が進む世界での印刷製品の進化に注目し、教育、市場調査、標準化などを通じて、価値ある印刷製品の開発を促すフォーラムを提供しています」とロング氏は述べています。

FSEAは、1992年の設立以来、加飾業界の啓蒙と発展に努めてきました。箔押し、エンボス、コールドフォイル技術、特殊コーティング、ラミネート、レーザーカットなどの加飾技術に関するリソースと教育プラットフォームとしての役割を担っています。FSEA会長のジェフ・ピーターソン氏は、「印刷仕上げは、大手メーカーだけでなく、小規模な専門メーカーも活躍する分野です」と述べています。「彼らは共存し、顧客のニーズを満たすために互いの専門知識と能力を高めているのです」。

「AMPLIFY」の目標

「AMPLIFY」の目標は、印刷仕上げと加飾を印刷の最前線に引き上げ、パッケージおよびラベル印刷業者、デジタルおよびオフセット印刷業者、印刷仕上げ業者およびバインダー、ダイレクトメールサービス業者、グリーティングカードおよび招待状メーカー、書籍および出版物プロデューサー、クリエイター、ブランドオーナーなど、このサイクルに貢献するすべての人々を繋げることです。また箔押し技術、折り加工と接着、UVコーティング、ラミネート、レーザー切断、製本、エンボス、型抜き、ダイレクトメールの技術レベルを高めることを目的として、プロセスに関わるブランドとその製品、加工機器、ソフトウェア、そして専門家を一堂に集め紹介致します。

FSEAのジェフ・ピーターソン氏は、印刷の付加価値は印刷仕上げの分野でますます高まっており、この分野の市場は業界にとって魅力的であると指摘しています。「コンセプトから最終製品まで、仕上げ工程に関わるすべての人がAMPLIFYに参加することで、消費者の目を引く特徴、ブランド認知を高める方法、利益をもたらす結果をもたらす機会について、より深い理解を持って帰ることができます」。