米国のチーム・コンセプト社はJETvarnishの3D特殊効果を利用した加飾印刷デザイン「LuxFX」のサービスを開始しました
2021-07-01 :MGIケーススタディ紹介(オリジナル記事2019年)
「メタリックカラーやホログラムフィルムをデザインに融合させ、人々の記憶に残る印象を作り出します。バイヤーやブランド、エージェンシーが求めているのはこれなのです」。
TEAM CONCEPT社概要
所在地:米国イリノイ州シカゴ
業種: 商業印刷
設立: 1998年
従業員: 80人
売上: 約15億円
MGI JETvarnish 3D設置: 2018年
チーム・コンセプト社、米国
米国イリノイ州キャロルストリームに拠点を置くチーム・コンセプト社は、過去21年間、シカゴ地域の印刷業界の革新的なリーダーとして活躍してきました。2018年、顧客やパートナーの競争力を確立するための成長戦略として、彼らはMGI JETvarnish 3Dデジタル加飾プレスに投資しました。そしてその1年後、全国レベルで感性に訴えるプリント・コミュニケーションを実現し、ブランドメッセージのインパクトを最大化するために、デコラティブ&ディメンショナルプリント ソリューションの新ブランド「LuxFX」を発表しました。
チーム・コンセプト社のプロフィール
チーム・コンセプト社は、商業印刷とフィニッシングサービスを提供するだけでなく、特殊なアプリケーション、複雑なカスタムプロジェクト、ロングランのオフセット生産、ショートランのデジタルワークなどのアウトソーシング支援を提供できる外注対応印刷会社の最大手として、同業他社にサービスを提供し、サポートすることに特化してきました。
チーム・コンセプト社はJETvarnishの3D効果を使ったプロモーション・マーケティング・キャンペーンやパッケージ・デザインをクライアントに提供して成長し、専門知識を得ることができたことから、この事業を更に拡大するためにLuxFXブランドを立ち上げました。
チーム・コンセプト社の社長であるトニー・ラウス氏は、「当社のLuxFXブランドの特殊デジタル フィニッシングサービスは、シンプルでフラットな2Dクリア グロスハイライトから、最も複雑でエレガントな3D立体テクスチャーまで多岐にわたります。MGI JETvarnishシステムのVDF(Variable Data Foil 可変箔)エンボス加工オプションは、標準的なカラー印刷ではできない、人目を引く光の反射を利用して、英数字のテキストやグラフィック イメージを、個別またはカスタマイズされたプロジェクトベースで制作することができます。メタリックカラーやホログラムフィルムをデザインに融合させ、人々の記憶に残る印象を作り出します。バイヤーやブランド、エージェンシーが求めているのはこれなのです」。
ラウス氏は続けます。「お客様が求めているのは、お客様にお渡しするものにスパイスを効かせることなのです。他との差別化を図るために何かをしたいという動きが見られるようになりました。そこでチーム・コンセプト社は、3Dスポットニスやデジタルフォイル エンハンスメントのためのLUX FXと呼ばれるデジタル エンベリッシュメントサービスを開発しました」。
プロジェクト・ピーコック・プレミア
JETvarnish 3Dによるデジタル特殊効果は、光学的、感覚的に優れており、様々な印刷アプリケーションに付加価値を与えることができることを見てもらうために、またLuxFXのブランドを立ち上げるために、チーム・コンセプト社は、コニカミノルタ、MGIと共同で、シカゴで開催された「Project Peacock Print Fair」の来場者向けに、4種類の記念ボックスを制作しました。
この日を記念して、それぞれの小さな紙器には、異なる孔雀のデザイン、3Dテクスチャ、そしてクラウン社の4種類のエンボス加工されたメタリックカラーの箔が使用されました。
チーム・コンセプト社の社長トニー・ラウス氏との一問一答
Q: チーム・コンセプト社では加飾印刷のサービスをLuxFXとしてブランディングすることに成功しましたね。 あなた方のLuxFXサービスに対し顧客からの反応はどうでしたか?
A: 営業が考えたのですが、このブランディングは我々の自慢です。反響は上々です。スポットUVなど他社で利用可能なサービスは多くあり、最初は売り込みも簡単ではありませんでした。しかし、一度受注してからは、高級DMをたくさんやり知られるようになりました。今では本物のトップブランドがRFQ(見積もり依頼)の仕様にLuxFXと入れています。素晴らしいことです。LuxFXをグーグル検索するお客様もいて、Webからの注文も入るようになりました。
Q:LuxFX製品を使用しているお客様からの再注文率が高くなっていることはありますか?
A:絶対にそうですね。 最初の仕事だけではなく、お客様は別の仕事でも加飾印刷を導入しようとしていると思います。
Q:既存のクライアントで加飾印刷のLuxFXを使ったことのない顧客へは、どのようにアプローチしていますか?
A:加飾印刷の情報をお客様に郵送しています。もう一つの方法は、ビジネスに余裕がある時に、お客様向けに印刷した印刷物の一部を使って加飾したサンプルを作り、お客様に見てもらっています。 この方法で加飾印刷の注文を得ることに成功しています。
Q:これからこのような技術を持ち込もうと考えている新しいオーナーにアドバイスがあるとしたら、何でしょうか。
A:ブランディングをすること。サンプルを作り既存の顧客に送ること、そしてそれを我慢強く続けることです。
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