米国のPhase 1 Prototypes社は、JETvarnish 3DSの特殊効果でブランドのパッケージデザイン制作工程を変えました。

2021-08-04 :MGIケーススタディ紹介(オリジナル記事2019年)

「以前は数週間かかっていた仕事を数日で終わらせることができるようになり、従来は高級感を出すために必要だった、時間と費用のかかる工作機械や、従来の箔押し用の金型などもすべて必要が無くなりました」。

Phase 1 Prototyes社概要

所在地:米国テキサス州ダラス

業種: パッケージ・プロトタイプ制作

設立: 2006年

従業員: 27人

売上:約5.5億円

MGI JETvarnish 3DS設置: 2018年

Phase1事例紹介1

Phase 1 Prototyes社

テキサス州ダラスにあるPhase 1 Prototypes社は、店舗の棚で消費者に最大限のインパクトを与える新製品のパッケージデザインをブランドが創造・開発することを、先進的な印刷技術を用いて助けるクリエイティブ・ワークショップでありパッケージング・ラボです。

昨年、彼らはMGI JETvarnish 3Dデジタル加飾機を使って、プロジェクトに立体加飾の特殊効果をインタラクティブに創造する機能を新たに追加しました。カスタマイズされたオプティカルハイライト、反射箔のモチーフ、表面のテクスチャ・アクセントは、印刷バイヤー、広告代理店、デザイナーが、従来の仕上げ方法では不可能だった方法で顧客とのつながりを深めるのに役立っています。

ピーコック・プロジェクト: テキサス スタイル

先日、ダラスで開催された「Project Peacock Print Fair」というイベントでは、市場のバイヤーに、クリエイティブな印刷やパッケージデザインの新しい可能性を伝える彼らのダイナミックな作品が展示されました。

プリントメディアセンターのデボラ・コーン氏は、印刷、仕上げ、パッケージングのサプライチェーンと業界のエコシステムのすべてのメンバーを招待し、統合されたコミュニケーション、ブランドマーケティング、キャンペーン管理のオムニチャネルの世界における印刷の役割について、共通の対話と議論に参加してもらうために、全国ツアーと巡回ロードショーとして「Project Peacock」プログラムを立ち上げました。このユニークな取り組みは、「Printspiration for the People(人々のためのインスピレーション印刷)」をテーマに、印刷会社と印刷バイヤー(ブランド、代理店、ブローカー、グラフィックデザインコミュニティ)を結びつけることを目的としています。

デジタルフィニッシングの競争力

コニカミノルタとMGIは、「Project Peacock Tour」の全米ツアーを共催していますが、その参加者に配布する記念品サンプル制作をPhase1社に依頼しました。その結果、JETvarnis 3Dによるエンボス文字やクラウン社の箔を使ったホログラム、メタリックカラーのテクスチャーパターンなど、さまざまな加飾効果が施された豪華な紙器が制作されました。

Phase1事例紹介2

Phase 1社は、MGIデジタル加飾機を活用し、チョコレートから香水までの消費者製品カテゴリーにおける6種類の高級包装容器のデザイン、テストを行った上、完成品サンプル数百個を48時間以内で作成したのです。

また、JETvarnish 3Dのエンボス・バリアブル・データ・フォイリング(VDF)技術を用いて、小さな文字フォントで名前や挨拶を入れた箱もあり、小ロット、短納期のギフト、限定版やeコマース用の装飾パッケージのアプリケーションを紹介しま

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また、JETvarnish 3Dのエンボス・バリアブル・データ・フォイリング(VDF)技術を用いて、小さな文字フォントで名前や挨拶を入れた箱もあり、小ロット、短納期のギフト、限定版やeコマース用の装飾パッケージのアプリケーションを紹介しました。

このようなラピッド・プロトタイピングやファスト・マニュファクチャリングは、真に柔軟なデジタルプリントフィニッシング・インフラの利点を強調するものであり、Phase 1社が全米のブランド、エージェンシー、デザイナーのための主要なソリューションプロバイダーとなることに貢献しています。

また、10月23日から25日までダラスで開催される「Printing United Expo」と「Brand United Conference」のロゴも多くの箱に描かれていました。このイベントでは、コニカミノルタとMGIが新しいデジタルプリント技術のソリューションを多数発表するほか、コーン氏はBrand Unitedの教育プログラム「Digital Print for Professionals」のモデレーターを務めます。

Phase1事例紹介3

ツール・オブ・ザ・トレード: 創造性とエンジニアリング

共同経営者のビル・ラミレス氏とクリスティン・ベンナしは2006年にPhase 1 Prototypes社を立ち上げました。彼らのビジネスモデルは、創造的なコンセプトや芸術的なデザインを物理的に魅力的なパッケージアプリケーションに変換することで、印刷後加工の専門知識と熟練の加工技術を必要としていました。そのため、両氏はJETvarnish 3Dデジタル加飾機が彼らの将来の成長戦略を成功させるために「自然にフィットする」と考えています。同社は、紙器を長年の得意分野としていますが、紙袋、ラッパー、ラベル、フレキシブルパウチ、シュリンクスリーブ、売り場用ディスプレイなど、あらゆる種類のパッケージング製品のソリューションも提供しています。

パッケージ印刷とブランドコンサルティング

ラミレス氏は、「私たちは、ブランドが製品ラインの将来を計画し、既存製品のイメージを刷新して新しい外観や容器フォーマットに変えるお手伝いをしています。商品が発売される1〜2年前に、新しいパッケージデザインを作るというプロジェクトもよくあります。JETvarnish 3DSは、必要な数のプルーフ、バージョン、プロトタイプをオンデマンドで作成し、同じセットアップですぐに本生産を開始することができる機動性と余裕を与えてくれます。顧客の販売チャネルや顧客基盤とコミュニケーションをとるための新しいアイデアやオプションを提供することで、JETvarnish 3DSは我々が顧客の戦略的アドバイザーとしての役割を果たすことを助けてくれています」。

「JETvarnish 3Dシステムのおかげで、以前は数週間かかっていた仕事を数日で終わらせることができるようになりました」とラミレス氏は締めくくりました。

Phase1事例紹介7

「また、従来は高級感を出すために必要だった、時間と費用のかかる工作機械や、従来の箔押し用の金型などもすべて必要が無くなりました。競合他社ができないことができるようになったことで、当社のビジネスは大きく成長しました。今では、可変カスタマイズ画像、3Dテクスチャ感覚のパターン、パーソナライズされたパッケージ機能を、誰よりも速く、うまく実装できるようになりました」。

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