これはお客様にとって真のゲームチェンジャーです。

2021-09-09 :MGIケーススタディ紹介(コニカミノルタ欧州サクセスストーリー引用)

オランダのBonBox社は、消費者にパーソナライズされ、加飾を施したパッケージ製品を提供する新しいビジネスを構築する機会を得ました。

BonBox B.V.社概要

所在地:オランダ、

    フレヴォラント州アルメレ

業種: パッケージ印刷

設立: 2020年

MGI JETvarnish 3D EVO設置:2020年

BonBox事例紹介2

オランダのBonBox社は、消費者にパーソナライズされ、加飾を施したパッケージ製品を提供する新しいビジネスを構築する機会を得ました。オンラインポータルを立ち上げ、注文品を印刷するためにMGI JetVarnish EVOを導入しました。MGI JetVarnish EVOを導入した理由と、その成果をご覧ください。

パッケージングは最大の成長の可能性を秘めている

BonBox社は、アーロ氏とイッシャ・スワルツ氏の2人の兄弟によって設立されました。アーロ氏は25年前から印刷技術のマルチブランド・リセラーとして活躍しており、イッシャ氏は最近まで獣医業界で仕事をしていました。2020年の初め、アーロ氏はある顧客が伝統的なオフセット印刷業者から、さまざまなデジタル技術を駆使してさまざまなパッケージング・ソリューションを提供する革新的な業者へと移行し、成功を収めている様子を目の当たりにしました。この顧客のビジネスが成功し始めたとき、彼はパッケージ市場があらゆる印刷ビジネスの中で最大の成長の可能性を秘めていることに気づきました。

2020年の夏、アーロ氏は別のお客様と一緒に、パリのコニカミノルタ・カスタマーセンターにMGI JETvarnish 3DSのデモンストレーションを見に行きました。MGI JETvarnish 3DSは、ニスや箔をデジタル印刷して、あらゆる印刷製品を加飾するものです。すぐに彼は、このソリューションが商業印刷やパッケージコンバーターの多くの顧客にとって、真の意味でのゲームチェンジャーになると考えました。

アーロ・スワルツ氏は、「あのデモで、すべての点がつながったように感じました」と語っています。「私はこの業界での経験から、印刷業者が良い品質を低価格で販売し、良いサービスを提供するだけでは、健全な印刷ビジネスを営むことが難しくなっていることを十分に理解しています。そこで私は、印刷物をより魅力的なものにする方法を考えました。これにより、印刷業者はエンドユーザーにインパクトのある商品を提供することができ、その過程で印刷業者自身もより良い利益率を得ることができるようになります。印刷物の加飾は、パッケージ業界ではすでによく知られていますが、グラフィックアート市場ではまだあまり見られず、提供されたとしても外注されることがほとんどです」。

優れた汎用性とオンラインプリント

アーロ氏の顧客が投資を延期することを決めたとき、アーロ氏は自分自身がこの機会の恩恵を受けることに決めました。弟のイッシャ氏と一緒に、パーソナライズされた加飾を施したパッケージ製品を消費者に提供するビジネスプランを練りました。

BonBox事例紹介1

MGI JETvarnish EVOのB2サイズは、彼がパリで見たA3サイズのマシンに比べて、はるかに汎用性が高いことがすぐにわかりました。2020年10月には計画がまとまり、11月には契約書に署名し、12月初旬にはJETvarnish 3D EVOの設置が完了しました。EVOの設置が完了したのは12月初旬で、ちょうどクリスマスのピークシーズンに間に合いました。

技術的なマシンの設置と並行して、BonBox社は注文を受けるためのオンライン・ポータル(www.mijnbonbox.nl)を立ち上げ、様々なマスメディアチャンネル(テレビ広告を含む)を使った集中的な広告キャンペーンを開始しました。

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まずは、「ピロー型の箱」、「ワインボトルケース」、「ジュエリーボックス」などの基本的な種類のパッケージを提供しました。すべての製品は、テキストや写真を使ってパーソナライズすることができ、いろいろな種類のニスの質感(テキスチャー)や箔などで仕上げることができます。

加飾でインパクトを与える

「稼動開始後数週間で、予想を上回る注文が入ってきました」とアーロ・スワルツ氏は続けます。「実際には、ワークフローが大量の注文に対応できず、注文の受付を中止せざるを得ませんでした。現在、フルフィルメントプロセスの完全自動化の準備がほぼ整っており、導入後は新たな生産ピークにも対応できるようになります。

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年内には収支が均衡する見込みです。いくつかのオンライン・カード・プロバイダーの実績を見ると、我々の市場の認知度は今後数年で向上し、安定した成長を期待できると考えています。また現在のパンデミック(コロナ禍)は、実際に私たちのビジネスに役立っています。というのも、多くの人がオンラインで注文や発送をするようになり、パッケージを加飾したりパーソナライズしたりすることへの関心が大きく高まっているからです。インパクトが大切なのです。この最初の結果に非常に満足しています。この加飾ソリューションは、すでに計画以上の成果を上げており、今年の残りの期間でビジネスに大きな成果をもたらすことを期待しています」。

このソリューションは、私達の顧客である商業印刷会社やパッケージング・コンバーターにとって、真の意味でのゲームチェンジャーです。ライブ・デモンストレーションですべての点がつながりました。この加飾ソリューションは、すでに私たちが計画していた以上の成果を上げており、今年の残りの期間、私たちのビジネスに大きな成果をもたらしてくれると期待しています。

BonBox社技術担当役員アーロ・スワルツ氏

チャレンジ

  • 世界的なパンデミック(コロナ禍)による印刷枚数と収益の減少を克服する。
  • パッケージング業界で既に確立されているソリューションを活用し、新たなビジネス収益源を創出する。
  • 効果のある革新的なソリューションで、印刷業界でのリーダーシップを取る。

ソルーション

  • 新しいタイプのアプリケーションを開拓することを正当化するビジネスケースの構築。
  • 実績のある技術(MGI JetVarnish EVO)を導入すること。
  • 注文を処理する完全に自動化されたフルフィルメントプロセスを設定する。

アドバンテージ

  • 初期の結果は、このコンセプトが成功したことを証明しました。
  • ワークフローのフルフィルメント部分でいくつかの問題が表面化しましたが、これは修正することが可能です。
  • 将来的な可能性も見えてきたので、システムをアップグレードしてキャパシティを増しても良いかもしれません。
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