スペインのプルメン社は新たに小ロットのパッケージ印刷と高付加価値印刷市場に参入。

2021-10-14：MGIケーススタディ紹介（コニカミノルタ欧州サクセスストーリー引用)

プルメン社は強みの書籍市場に加え、小ロットのパッケージやデジタル加飾市場への参入を目指してデジタル加飾機MGI JETvarnish 3D Oneに投資しました。

Pulmenプルメン社概要

所在地：スペインマドリッド

業種：書籍印刷、デジタル印刷

設立：2012年

従業員：20人

MGI JETvarnish 3D One設置：2020年

プルメン社、スペイン

プルメン社は、スペインの若い会社ですが、多くの経験を持っています。マドリッドを拠点とするこのデジタル印刷会社は、2012年に設立されたばかりですが、グラフィックアートの分野で25年以上の経験を持つ経営陣によって運営されているのです。20名のスタッフを擁する同社は、伝統的に書籍市場で成功を収めてきましたが、近年の投資により、小ロットのパッケージや商業印刷の世界にも進出しています。同社の多様化を促進するために、プルメン社は過去2年間でデジタル印刷機と製本能力を一新しました。250万ユーロ（約3億2千万円）以上を投じて、コニカミノルタの最新デジタル印刷システム4台、JetVarnish 3D Oneデジタル加飾機、スクリーンインクジェット印刷機、CP Bourgフィニッシング機を導入しました。

AccurioPress C14000とMGI JETvarnish 3D Oneで実現するクオリティとクリエイティビティ

COVID-19がもたらしたような不確実なビジネスの時代には、多くの企業が今あるものを守るために後退してしまうかもしれません。しかし、プルメン社は違います。マドリッドにある同社は、革新性と研究開発への投資に定評があり、それを武器に書籍出版市場で強い存在感を示してきました。しかし、この2年間は、新しい市場への参入を目指して、コニカミノルタ製を中心としたデジタル印刷機やフィニッシング機器に多額の投資を行ってきました。急速に進化する書籍市場に対応する能力は、小ロットのパッケージやデジタル加飾市場への参入など、新たな事業展開にも有利に働きます。プルメン社は、将来を見据えてこのような対策を講じました。パンデミックの影響で先行きが不透明な中、同社は医薬品、化粧品、食品のパッケージなど、新しいタイプの市場を開拓する必要があると確信していました。

コニカミノルタのAccurioPress C14000トナー印刷機2台は、450gsmまでの幅広いメディアに対応し、A4サイズで140ページ/分の高速印刷を実現します。これは、コニカミノルタのデジタルカットシート印刷における最先端の技術です。AccurioPress C14000sをサポートするために、プルメン社はさらに2台の最先端のコニカミノルタの印刷機、AccurioPress C6100とAccurioPress 2250を所有しています。印刷サービスプロバイダーが市場で目立つためには、何か他とは違うものを提供する必要があると考え、同社は同じくコニカミノルタが提供するJETvarnish 3D Oneデジタル加飾システムにも投資しました。この革新的な技術は、印刷されたアイテムに “驚き “を与えます。これにより、プルメン社は、同社が提供するすべての市場において、パーソナライゼーションと特殊効果の両方を特徴とする付加価値印刷を行うことができます。その結果、他に類を見ない、お客様の注目をすぐに集めるような印刷が可能となり、売上、顧客維持、認知度、ロイヤリティの向上につなげられるようになりました。

プルメン社は2020年11月、戦略的パートナーであるコニカミノルタと協力して、同社の新しい能力を示すユニークなプロジェクトを実施しました。このプロジェクトでは、点字入りの医薬品パッケージや、斤量の異なる紙で化粧品ケースを制作し、その様子をお客様にライブ配信しました。このプロジェクトでは、コニカミノルタのAccurioPress C14000で印刷し、JETvarnish 3D Oneによる3Dや特殊なテクスチャーが施され、プルメン社がいまや単なる書籍印刷の専門家ではなく、様々な次元の印刷を提供できる企業であることを完璧にアピールできました。