フランスの書籍印刷会社であるLaballery社は、MGI JETvarnish 3DSデジタル加飾機を購入しました。

2021-12-3:MGI事例紹介(GraphiLine記事2019年引用)

Laballery社は、デジタルエンボスのクリエイティブな可能性を活用し、顧客の作品の表紙を社内で飾ることができるようになりました。

LABALLERY社概要

所在地:フランス中部クラムシー

業種: 書籍印刷

設立:1993年

従業員:78人

売上:    約15億円

MGI JETvarnish 3DS設置: 2019年

Laballery社事例紹介1

書籍印刷会社Laballery社

フランス ニエーヴル地方のクラメシー市に位置し、78人の従業員を擁し、モノクロ書籍市場で約15億円を売り上げているこのラベラリー社は、グループの顧客の作品の表紙を社内で加飾することができるようになりました。

本の表紙の仕上げ力は書籍印刷業者の財産

Laballery社事例紹介2

同印刷グループ(Laballery、Floch、La Source d’Or)の責任者であるフーバー ぺドラン氏は次のように説明しています。「光沢、マット、ソフトタッチのラミネート加工は自社で行っていました。このJETvernish 3DSを加えることで、2Dニスや3Dニス(出版社の用語では厚盛ニス加工)も塗ることができるようになりました。また、非常に面白い金箔や触覚効果を提供することができ、創造性を自由に発揮することができるようになりました」。

書籍印刷業者にとって、これらの多様なフィニッシングが提供できることは出版社にたいしての強力な武器となります。「出版業界は、歴史的に表紙の処理には保守的です。しかし、今日、毎年のように新出版物が市場に登場することを考えると、本のカバーによる差別化は、出版社にとってますます考慮すべき要素となっています」。

そして、デジタルフィニッシングの多様な可能性の一例を示すために、この印刷会社では顧客や見込み客のためのガイドをデザインし提供しています。

質の高いデジタル仕上げと社内でのマスタリングを実現

「この投資により、顧客対応力を高めることもできるようになりました」とフーバー ぺドラン氏は続けます。「納期の短縮化が進んでいます。そのため、これまで外注で行っていた本の外装加飾も含めて、完全に自分たちが日程管理を行う必要があります」。

「数年前からJETvarnishに注目してきました。今日、その品質、使いやすさ、提供されるソフトウェアで与えられる創造力、そしてコニカミノルタが提供するメンテナンスに惹かれて、導入を決めました。コニカミノルタは、私たち業界のニーズに適合した故障時の対応時間を約束してくれました」。

Laballery社事例紹介3

ラベラリー社の印刷所に設置されているJETvarnish 3DSは、ちょっと特別なものだそうです。ラベラリー社は、コニカミノルタとの緊密な協力関係のもと、同社のニーズにできるだけ合わせるために、同社の技術的なタッチを持ち込んだのですが、マネージャーはそれ以上は教えてくれませんでした。

デジタル化された表紙が書店に登場

デジタル機器の導入以来、多くの表紙がデジタル化されています。最初に手がけたのは、2019年4月10日に発売された『The Return of the Young Prince of City』の表紙でした。美しい3Dニスでキャラクターが強調されています。

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