ヨーロッパでフォトブックのリーダーであるドイツのCEWE社が、3台目となるデジタル加飾機MGI JETvarnish 3D Evoを設置します。

2020-07-21 :MGIプレスリリース記事紹介(オリジナル記事2019年)

ヨーロッパのフォトブックのリーダーが2D/3DスポットUVニス&ホットフォイル用デジタル加飾機MGI JETvarnish 3D Evo を設置。

CEWE社概要

ヨーロッパ最大の写真及びオンライン印刷サービス業者。
以下の商品で加飾加工を提供。
・フォトブック・アルバム
・グリーティングカード、招待状
・カレンダー

  • 社員4,000名、売上653.3百万ユーロ(約800億円)、14の生産拠点があり、26か国で展開。
  • 2018年度618万冊のCEWE PHOTOBOOKおよび多数の写真ギフトアイテムを提供。
  • MGI JETvarnish 3D Evoを3台設置
  • 2017年11月 (MGI JETvarnish 3D Evo)
  • 2018年7月 (MGI JETvarnish 3D Evo)
  • 2019年7月 (MGI JETvarnish 3D Evo)

「加飾機に対し当社の必要とした条件には4つの重要なポイントがありました。」

(エシュバッハのCEWE工場技術担当役員マイケルビュール氏の言葉)

  • スポットUVニス・ホットフォイル共に生産機として信頼がおけ、実用性があり、実績のある技術であること。
  • 汎用性があり、私たちが扱う全ての基材・製品をサポートし、当社の製造工程に完全に統合できること。
  • ニス・箔とも高品質であること。
  • 効果的なカスタマーサポートと、この戦略的挑戦となる投資を成功させるために、R&D部門が私たちのニーズに耳を傾けてくれること。

エシュバッハ、CEWE社

2017年11月と2018年7月に、Cewe社はエシュバッハ(ドイツ南東部)工場とメンヒェングラットバッハ(ドイツ北部)工場に加飾機MGIデジタルインクジェットプレスを設置し、フォトブックをスポットUVニスコートとホットフォイルで加飾加工し提供するサービスを始めました。このソリューションを生産工程に完全に統合し、年間数百万冊ものフォトブックにVDP加飾加工を施すことが可能になったことから、このドイツの製造業者はミュンヘン(ドイツ南部)にある彼らの工場に、3台目のJETvarnish 3D Evoを設備することにしました。これはフォトブックへの加飾を戦略的に展開するための投資であります。

1961年にドイツ北部のオルデンブルクで設立されたCewe社は、創業以来カラー写真印刷という新規市場で革新を続ける会社としての地位を保ってきました。継続的な多国展開によって更に強化されたイノベーション戦略は、1980年以に始まったマグカップやTシャツなどへの画像印刷や、1985年に導入した廃棄物リサイクル政策の実施、1997年に店舗内写真キオスクの世界初公開、および2005年のフォトブックの発売!とその後も継続されています。Cewe社は、自動車メーカーのBMWと同様に、ドイツのベンチマークブランドになっています。来年には5,000万冊目のフォトブック提供を祝う予定のCewe社は、現在26カ国に展開し約4,000人の従業員を雇用しています.

Cewe社、スポットUVニスとホットフォイルを使った差別化戦略

インターネット上のフォトブックのリーダーであるCewe社は、オンラインソフトの使いやすさと非常に高い品質基準で常に差別化を図っています。しかし、エシュバッハ工場の技術担当役員であるマイケルビュール氏によるとCewe社のフォトブックを際立たせる高いレベルの品質だけでは、市場を変革しドイツの会社の中でリーダーシップを取ることは難しい、と次のように述べています。「ヨーロッパのフォトブック市場でナンバーワンの競合力を保つには、私たちはもう一度革新的にならなければなりませんでした。このプロジェクトのワーキンググループの担当者は、フォトブックにスポットUVニスとホットフォイルによる加飾加工を施し、その効果で品位を高める必要があるという結論に達しました。これらの効果は破壊的で市場で差別化が図れるユニークなものでした。しかしその加工は互いに異なる何百万ものフォトブックを限られた時間の納期内に、最も費用対効果の高い方法で実現することが必要で、従来のテクノロジーは私たちの開発戦略に適合しませんでした。」

デジタル加飾が市場の期待に応えた

市場で入手可能なさまざまなソリューションを検討した後、Cewe社はグローバルマーケットリーダーのMGIが提供するJETvarnish技術を選択しました。 「当社の必要とした条件には4つの重要なポイントがありました。」とマイケルビュール氏は付け加えます。「まずはスポットUVニス・ホットフォイル共に生産機として信頼がおけ、実用性があり、実績のある技術であること。次に、汎用性があり、私たちが扱う全ての基材・製品をサポートし、当社の製造工程に完全に統合できること。そしてニス・箔とも高品質であること。最後に、効果的なカスタマーサポートと、この戦略的挑戦となる投資を成功させるために、R&D部門が私たちのニーズに耳を傾けてくれることが必要でした。 これらすべての分野で、MGIは私たちの期待を満たしたため、当社の工場に装備する製品としてMGI JETvarnish 3D Evoテクノロジーを選択することになりました。」

MGIの副社長であるビクターアバーゲル氏は、彼の喜びを隠すことなくこう言っています。

「Cewe社と最初にコンタクトして以来、MGIはCewe社と協力して機器群を同社に設置できるようになったことを非常に誇りに思っています。私たちのデジタル加飾プレスJETvarnish 3D Evoのフライブルク工場生産工程への統合では、我々の可変データ管理の価値が証明されました。この統合では、パーソナライズするために各シートに印刷されたバーコードのおかげで、加飾操作やニス、箔、およびニスの厚さとキュアリング設定を自動的にその場での行うことができます! JETvarnish 3D Evoのリアルタイム可変データ管理は完全に自動化されたプロセスを可能にし、高レベルの生産性と市場で最高の品質を提供します。」

毎日のユーザーフレンドリーな操作

2017年10月(最初のユニット)および2018年7月(2番目のユニット)に行われたEschbachとMonchengladbach工場の生産工程へのMGI JETvarnish 3D Evoの導入は大成功でした。このソリューションは、その使いやすさ故にオペレーターは直ぐに使い方を覚え虜になり、JETvarnish 3D Evoはこの工場の中心的存在になりました。マイケルビュール氏が言っています。「JETvarnish 3D Evoの生産開始には問題がなく、オペレーターは新しいプレスの操作をすぐに習得しました。 JETvarnish 3D Evoは、操作、清掃、メンテナンスが簡単で、スポットUVニスコーティングとホットフォイルに必要なニスは1種類のみです。生産工程への統合の効率により、フォトブック市場で我々がサービスの差別化をすることが可能になりました。私たちの生産戦略における加飾設備の統合は大成功であり、このマシンをオルデンブルク工場にも導入することになりました。」

これはビクターアバーゲルにとって素晴らしい話です。「MGIは、テクノロジーを通じてCewe社の日々の成功に貢献できることを誇りに思います。この成功はフィニッシングと加飾がグラフィックアート業界にとって戦略的に重要であること証明していると思います。私たちは商業印刷市場だけでなく、パッケージ、ラベル、出版及びネット通販でも加飾ソリューションは価値を提供できると信じています。」

For more info http://www.mgi-fr.com