イタリアの粘着ラベル印刷業界で良く知られているロトセル社がMGI JETvarnish 3DWeb(ロールツーロール)を設置しました

2020-11-5 :MGIケーススタディ紹介(オリジナル記事2019年)

イタリアの粘着ラベルのスペシャリストが、産業機器MGI JETvarnish 3D Web、2D / 3D スポットUV、ホットフォイルのデジタル加飾テクノロジーのすべての可能性を明らかにします。

ロトセル社 JETvarnish 3D Webマーケット:

  • ワイン
  • ビール
  • 食品
  • オイル&ビネガー
  • 化粧品とサプリメント

ロトセル社概要

所在地:オステリアグランデ、イタリア

業種:粘着ラベル印刷業

印刷:従来型/デジタル

仕上げ:従来型/デジタル

従業員:30人

MGI JETvarnish 3D Web設置:2019年12月

「今までは後処理の段階になるとダイナミズムが無くなりました。従来のアナログ技術の制約に縛られたためです。一方、MGI JET Varnish 3D Webでは、ゲームのルールが変わりました。このマシンを使用すると、デジタルプロセスで必要なすべての仕上げを多様化することができます。」 ロトセル社CEOカティア・カンテッリ氏の言葉

Rotocel事例紹介2

ロトセル社は1970年に印刷業者として設立され、それ以来、倫理的かつ持続可能な方法で市場とともに進化および成長し、顧客の要求に応えるためにコアビジネスを変更してきました。 1980年以来、高品質の粘着リールラベルの製造を専門としており、優秀な人材のチームを作り、イタリアを代表するリファレンス企業の1つになりました。

ロトセル社にとってラベルが魅力的で新たなフロンティアとなりました

ラベル加飾市場は絶えず成長しており、この先ますますデジタル化していくでしょう。デジタル化という点で、ボローニャの会社のロトセル社は印刷をパーソナライズするためにHP Indigoテクノロジーを長年使用しており、またMGI JETVarnish 3D Webを購入し、後処理段階のデジタル機器に投資することにより、ロトセル社は間違いなく再びデジタルの最前線に立つことになります。

Rotocel事例紹介3

JETvarnish 3D Webは、システムの制約なしにカスタマイズできる新しい統合テクノロジーであるため、ラベルの加飾にも使用できます。「ロトセル社はすでに何年もの間デジタル技術に取り組んできました」と同社の創設者兼CEOであるカティア・カンテッリ氏は説明します。 「デジタル技術は継続的に進化し、最近はさらに飛躍しており、今日では可変データやさまざまな画像シーケンスなどを使用して印刷をカスタマイズできます。

しかし今までは後処理の段階になるとこのダイナミズムが無くなりました。従来のアナログ技術の制約に縛られたためです。一方、MGI JET Varnish 3D Webでは、ゲームのルールが変わりました。このマシンを使用すると、デジタルプロセスで必要なすべての仕上げを多様化することができます。

Rotocel事例紹介4

これは、コニカミノルタの産業印刷担当セールスマネージャーであるアントニオマイオラーノ氏の言葉にも反映されています。

「ますます技術が進みデジタル化している市場において、コニカミノルタは後処理指向のソリューションでプロフェッショナル印刷ポートフォリオを充実させることを選択しました。これらは、商用およびデジタル印刷セクター向けのJETVarnish3DSや、特にパッケージングに適したJETVarnish 3D Evolution、およびロトセル社が自社のビジネス拡張のために選択したロールツーロールのラベルの付加価値ソリューションであるJETVarnish 3D Webを含むMGIシリーズです。

印刷の専門家はますます差別化を図り、顧客に付加価値を提供する必要があり、デジタル加飾がその答えです。全国レベルでラベルの世界をリードするロトセル社は、当社のブランドの信頼性とシステムの品質を認識し、提供を拡大し、市場で差別化するためにコニカミノルタMGIシステムを選択しました。ロトセル社のような一流企業と協力できることを非常に嬉しく思います。これが共に成長の道の始まりに過ぎないことを願っています。」

MGIは非常に革新的なテクノロジーであるため、ロトセル社はこれを必要とする競合他社、企業、グラフィックスタジオにもMGIを利用できるようにしています。「多くの分野でますますデジタル化により技術が進化しています。」とカティア・カンテッリ氏は説明します。

Rotocel事例紹介5
Rotocel事例紹介6

「まだ躊躇している人もいますが、私たちは競合他社とでもプロジェクトを共同で行うことをいとわないほどデジタル技術を信じています。私たちは、私たちの分野の専門家と対峙することに反対することは一度もありませんでした。それは私たち両者にとって成長の機会だからです。」「今後MGIJETVarnish3D Webを、ロトセル社の企業情報システムAzul SistemiのAzul5に統合し、マシンと直接通信して製造プロセスに編入することができるようにします。」

技術的特徴

MGI JETVarnish 3D Webは、さまざまな観点から最先端のテクノロジーを提供します。インラインホットフォイル&エンボスモジュール、ダイカット、スリットと組み合わせて、2Dおよび3DスポットUVコーティングに使用できます。スキューや収縮、歪みを自動的かつリアルタイムで調整するMGI Artificial Intelligence Smartsacnner(AIS)を通じて、完璧な見当合わせを提供します。

 MGI JETVarnish 3D Webには、最大232ミクロンのさまざまな厚さを作成して、42m /分の生産速度で触覚とエンボス効果を実現する機能があります。 Linkedin上で、ロトセル社はすでに粘着ラベルの工業生産において、気候変動を考慮した環境志向の行動をとる必要性について言及しています。

「ラベルの環境負荷を大幅に削減できると信じて、私たちは長い間生態学的見地から施策を実行してきました。Hp Indigoマシンとインクを選択し、購入するメディアを慎重に評価しています。Hpは、Good Energy Initiativeと共同で、印刷機の製造に関連する炭素排出量を相殺するプログラムを設定しました。印刷機は、#ambienteの保護規制に準拠しており、Green LeafIntertekブランドで認定されています。

Avery Dennison(Fasson)と緊密に協力して、認定およびリサイクルされたFSC材料を使用しています。 FSCは、森林管理に関する最も厳格で信頼できる認証システムです。また20%のブドウの皮で作られた紙、リンゴの皮で作られた紙、サトウキビで作られた紙などリサイクルされた素材でできたラックも使用しています。

購入した最新のマシンであるMGIJETVarnish 3D Webは、デジタル仕上げの処理により、さまざまなプロセスで発生する紙の無駄を減らし、型や版を使わない等金属の使用を回避することができます。ロトセル社では、このような環境に配慮したマシンを今後ますます必要としています」とカティア・カンテッリ氏は語りました。

Rotocel事例紹介7
Rotocel事例紹介8

###

For more info http://www.mgi-fr.com