デジタル加飾の新たな用途:センサリー御朱印 [ 箔押し御朱印 ] その6
2025-01-15 :MGI事例紹介(オリジナル投稿)
デジタル加飾で箔押しを施したセンサリー御朱印(箔押し御朱印)のご紹介その6です。前回に続き2025年お正月に合わせて寺社様が作られた箔押しの巳年干支御朱印や、お正月の特別御朱印をご紹介致します。
東京都品川区 居木神社様『巳年干支御朱印』
東京都品川区大崎にある居木神社は、安産、厄除け、八方除け、子授けの神様として知られ、古くから地域の人々に親しまれている神社です。歴史も深く、静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。例大祭など、一年を通して様々な神事が行われており、地域の人々の信仰を集めています。
お正月限定エンボス箔押し御朱印『蛇』(見開きタイプ)
居木神社の巫女様が巳年の干支御朱印を明るく色鮮やかにデザインされました。金運・開運・商売繁盛の御利益があるとされる蛇を、親しみやすくデフォルメしたその素敵な感性を損なわないように、多色エンボス箔で箔押し御朱印に仕上げました。
見る角度により様々な色に輝く新春にふさわしく、縁起のよい御朱印をご覧ください。
箔の色は金、橙、緑、ピンクと明るく華やいだ春色が使われています。
右図の右端に立てに筋が入っているのが見えると思います。これは見開きサイズの御朱印を御朱印帳に貼った際に、折れ目となる部分です。折れ目から箔の割れ・剥がれが生じないように溝(ガッター)を設けています。これにより左右に繋がる大きな箔押しデザインが可能になります。
華やいだ春色のお陰で、苦手意識が生じやすい巳(へび)の姿がとても親しみやすく描かれています。
巳(へび)は「巳(み)」と「実(み)」の語呂から、「実り」や「収入」を連想させる縁起物としても親しまれ、金運上昇に効果があるとされています。
お正月限定エンボス箔押し御朱印『巳(へび)』(シールタイプ)
宝珠に巻き付いた干支の巳(へび)を多色エンボス箔で表現しました。この迫力あるリアル感をご覧ください。触れてみるとエンボス箔の凹凸により、へびの鱗一枚一枚を感じることができます。以下の写真にありますように、へびの体の色も見る角度により白蛇から黄金の蛇に姿を変えます。
また右肩の奉拝の文字には虹色のグラデーションを付けており、こちらも見る角度により7色に変化し輝きます。
一粒万倍日限定御朱印 エンボス箔押し御朱印『蛇皮柄』(シールタイプ)
多色エンボス箔で蛇皮柄を表現し、一粒万倍日用の御朱印をお造りしました。
一粒万倍日は、何かを始めるのに大変良い日とされ、種が一粒から万倍に実るように、願い事が大きく膨らむとされています。蛇の抜け殻は、古い皮を脱ぎ捨て生まれ変わる象徴であり、成長や再生を意味します。この二つの意味が重なることで、一粒万倍日の御朱印に蛇の抜け殻のモチーフをあしらうことで、参拝者の皆様の願いが大きく膨らみ、新たな一歩を踏み出すきっかけとなるよう願いを込めています。 また、蛇は古来より生命力や知恵の象徴とされ、その抜け殻には神秘的な力があると信じられてきました。
この御朱印を手にした方が、より一層ご自身の成長を実感し、豊かな日々を送れるよう願っておつくりしました。
千葉県柏市 豊受稲荷本宮 『令和七年正月用白蛇金箔』
千葉県柏市にある豊受稲荷本宮は、全国でも珍しい神仏習合の稲荷神社です。 厄除けや交通安全、商売繁盛などにご利益があると言われ、地域の人々から親しまれています。神仏習合ならではの独特な雰囲気と、美しい自然に囲まれた静かな環境が魅力です。毎月変わる御朱印や、福絵師による可愛らしい福絵も人気を集めています。かしわ七福神の福禄寿も祀られており、開運をもたらすパワースポットとしても注目されています。
令和七年正月白蛇金箔御朱印
福絵師あず之助さんデザインの令和七年正月用白蛇金箔御朱印です。
打ち出の小槌と白蛇が金のエンボス箔で縁取られ、黄金に輝きとても縁起が良く喜ばれました。
白蛇は古来より、金運を呼ぶ縁起の良い生き物として崇められてきました。蛇が古い皮を脱ぎ捨て新しい皮へと生まれ変わる姿が、再生や繁栄を象徴し、それが金運の上昇と結び付けられてきたことがあります。また白蛇は弁財天の使いとされ、弁財天は七福神の一人で、音楽・芸能・学問・財福の神として信仰されています。そのため、白蛇は弁財天の加護によって、金運だけでなく、様々な幸運をもたらすといわれています。
金は古来より富や繁栄の象徴とされ、金箔で描かれた縁起物はその輝きによって、持ち主の財運を呼び込むと信じられてきました。
センサリー印刷ではデジタル加飾技術により、金箔や銀箔、また多色エンボス箔を自在に使うことができます。この技術を活用することで、干支御朱印やお正月の特別御朱印をより一層おめでたく、注目度の高い特別な印刷物にできることをご覧頂けたかと思います。
以前のセンサリー御朱印事例については以下の記事をご参照ください。
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