デジタル加飾の新たな用途:センサリー御朱印 [ 箔押しご朱印 ] その1

2023-02-9 :MGI事例紹介(オリジナル投稿)

東京の印刷会社、研文社のご協力を得て株式会社RYOが展開しているセンサリー御朱印(=箔押し御朱印)についてレポートします。

株式会社 研文社概要

所在地:日本 東京都新宿区

業種: 商業印刷

設立: 1946年

従業員:220人

MGI JETvarnish 3D設置:2020年10月

センサリー御朱印事例1

御朱印とは

御朱印は神社やお寺を参拝した「参拝証明」として押印される印章印影のことです。御朱印帳に神社仏閣の名称と参拝日を墨書きし、印章を朱色で押印したものが一般的です。

近年はコロナ禍で御朱印帳に直書きしてもらうことが難しくなり、「書置き」といわれるあらかじめ書かれた、あるいは印刷された御朱印が頒布されることも増えてきました。なかには趣向を凝らしたデザイン性の高い御朱印を提供している寺社もあります。時期や季節を限定した御朱印もあります。また最近は切り絵や刺繍、また透かしの入った特別な御朱印が人気になっています。これら特別な御朱印の一つとして箔押しを施した御朱印も知られるようになりました。

この記事では株式会社RYOがデジタル加飾の技術を使い、「センサリー御朱印」として提供している箔押し御朱印の事例を紹介致します。

北澤八幡神社『555周年記念箔押し御朱印』

センサリー御朱印事例9
北澤八幡神社

東京都世田谷区代沢の北澤八幡神社様が2023年に創建555年を迎える記念に、『555周年記念箔押し御朱印』をセンサリー御朱印で企画しました。

創建555年の記念日は令和五年五月五日を予定しており、創建555年と五五五が重なります。

昔、この地の池ノ上から池尻にかけて大きな池があり、そこに龍が住んでいたとの民話があるそうです。そのゆかりの龍神様をモチーフに上り龍、下り龍を両側に配したとても力強い御朱印が出来上がりました。

センサリー御朱印事例10

頒布時に墨で日付を入れられるよう、墨が使えかつニスが載る特殊な非コート紙を使っています。参拝の方々は全て印刷された御朱印よりも、目の前で書入れをしてもらえる御朱印を好まれるため、墨とニスが両立する特殊な紙を使用しました。

豊受稲荷本宮『2023歳旦祭御朱印』

センサリー御朱印事例5
豊受稲荷本宮

千葉県柏市の豊受稲荷本宮様が2023年1月から授与を開始した『2023歳旦祭御朱印』をセンサリー御朱印でお作りいたしました。

福絵師あず之助さんデザインの凛々しいお稲荷様が、宝珠と戯れる素敵な御朱印です。宝珠部分がエンボス金箔で盛り上がり、輝き、年始を祝うにふさわしいおめでたい御朱印となっています。

センサリー御朱印事例6

深川不動堂『お稲荷様開創三十周年記念大祭御朱印』

センサリー御朱印事例2
深川不動堂

東京都江東区門前仲町にある深川不動堂様の、『お稲荷様開創三十周年記念大祭御朱印』

をセンサリー御朱印でお作りしました。

朱色の用紙に輝く金のエンボス箔が御朱印の厳かさを引き出し、とても良い仕上がりになりました。

エンボス箔の凹凸が心地よい触感を与えると共に、光を反射し煌びやかさと重厚感を醸し出しています。

センサリー御朱印事例4

この御朱印には輝く金箔が細部まで再現でき、かつ墨字での書き込みができるよう特殊な朱地の用紙が使われております。煌びやかで厳かな御朱印をご覧ください。

センサリー御朱印

センサリー御朱印はタッチの科学と印刷のパワーを併せ持った、見て・触れて・感じ、感性に訴えるかける御朱印です。煌びやかで繊細な箔押しが特別感を醸し出します。

株式会社RYOではセンサリー御朱印を通じて寺社のファンづくりを推進し、より多くの方々に寺社の魅力を伝え、訪れるきっかけを作ることで伝統文化を後世に繋いでいくことに貢献したいと考えています。

次回はセンサリー御朱印その2:シールタイプの箔押し御朱印の事例をご紹介致します。

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