デジタル加飾の新たな用途－センサリー御朱印 [ 箔押しご朱印 ]その2 ：シールタイプの御朱印
2023-02-16 ：MGI事例紹介（オリジナル投稿)
本日は台湾の印刷会社、Feng Peng Label (FPL)社の協力を得て展開しているシールタイプのセンサリー御朱印（＝箔押し御朱印）についてレポートします。
Feng Peng Label社概要：
所在地：台湾台中
設立：1982年
従業員：60名
MGI JETvarnish 3DW設置：2018年12月
2台目3DW設置：2022年2月
この記事ではデジタル加飾の技術を使い、株式会社RYOが「センサリー御朱印」として提供しているシールタイプの箔押し御朱印の事例を紹介致します。
シールタイプ箔押し御朱印
近年増えてきた「書置き」の御朱印は、御朱印帳に貼り付けて保存することが多いようです。この場合、裏面に糊を付けて貼るのですがうまく貼るには手間がかかります。その手間を省けるのがシールタイプの御朱印です。タック紙を使っているので剥離紙を剥がしてそのまま御朱印帳に貼ることができます。
シールタイプの御朱印は、印刷済の粘着ラベル紙（ロール）をFPL社の持つJETvernish 3D Webで加飾して作製します。厚盛ニスとエンボス箔の加飾が可能で、煌びやかでとても印象的な御朱印が作成できます。
居木神社 金箔押し特別御朱印『龍』
東京都品川区大崎鎮守の居木神社様が、2022年12月から授与を開始した金箔押し特別御朱印（龍）をセンサリー御朱印でお作りいたしました。
運気が上昇し、経済的な繁栄や幸運をもたらすという非常に縁起の良い龍が居木神社の鳥居を潜り抜け、姿を現すさまを描いています。
エンボス金箔でかたどられた龍はかわいらしく、ユーモラスに表現されており、とても親しみを感じます。エンボス箔で凹凸感のある龍の顔を指でなでると、龍のエネルギーを感じる、そんな御朱印です。
用紙は光沢調タック紙を使用しており、細部までくっきりとした箔押しと鮮やかな色彩が再現できています。印刷部分には書き込みが難しいため、日付は白抜きにした部分に直書きしています。
居木神社 金箔押し特別御朱印『雪うさぎ』
居木神社様の新年限定御朱印「雪うさぎ」をお作りいたしました。今年の干支の愛らしいうさぎが春を待ち焦がれている、そんな雰囲気を金箔箔押しでイメージしいます。
居木神社 金箔押し特別御朱印『お多福参り』
居木神社様では令和5年1月28日（土）～令和5年2月10日（金）の期間中「開運招福 お多福参り」を執り行いました。「願いを込めてお多福をくぐることで、多くの幸せが舞い込み、今年がいい年になりますように」との宮司様のお言葉です。
この「開運招福 お多福参り」の特別御朱印をお作りしました。
用紙は光沢調タック紙に、デジタル加飾ならではの強みを活かして市松模様の金箔を御朱印全面に施しました。圧倒的な金箔の輝きが金運を呼び込む、そんな御朱印に仕上がっています。
菊名神社 限定御朱印『年越し大祓い』
神奈川県横浜市菊名の菊名神社様が、2022年末に頒布する年越し大祓いの限定御朱印をセンサリー御朱印でお作りいたしました。
こちらの用紙には和紙の風合いと、透ける程の薄さが特徴の和紙風タック紙が使われています。この特徴を活かし、菊名神社様では御朱印帳に神社名と朱の社印を押し、日付を書き入れた上にこの御朱印を重ね、「透かし御朱印」として頒布しました。とても手が込んでおり、絶大なお清め効果があると感じます。
センサリー御朱印
センサリー御朱印はタッチの科学と印刷のパワーを併せ持った、見て・触れて・感じる、感性に訴えるかける御朱印です。煌びやかで繊細な箔押しが特別感を醸し出します。
株式会社RYOではセンサリー御朱印を通じて寺社のファンづくりを推進し、より多くの方々に寺社の魅力を伝え、訪れるきっかけを作ることで伝統文化を後世に繋いでいくことに貢献したいと考えています。
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For more info http://www.mgi-fr.com
