トルコの高級パッケージ印刷会社PrintPark社がUVコーティングおよびホットフォイリング用B1 デジタルインクジェットプレスを設置。

2020-09-15 :MGIケーススタディ紹介(オリジナル記事2019年)

PrintPark社はデジタル加飾機導入をきっかけにDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、成長するデジタル印刷部門を開設しました。

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PrintPark社概要

所在地:トルコ、イスタンブール
印刷機:B1オフセット機 x 3台
後処理機:アナログ/デジタル
設立:1974年
MGI JETvarnish 3D EVO B1+ (75x120cm) 設置:2018年10月
PrintPark JETvarnish 3D加飾機用途:

•高級紙器
•ディスプレイパッケージ
•リジッドボックス
•粘着ラベル
•パンフレットとカタログ
• プロモーションアイテム

「市場で他の提案も考慮しましたが、私たちの検討はすぐにMGIのB1(75×120)JETvarnish 3D Evoに集中しました。これは、生産機としての生産能力やその品質、特に触覚ニスの付着の均一性が、真のデジタルスクリーン印刷というべき非常にユニークな利点を提供していたためです。

またフラットニスの完璧さとホットフォイルの極めて高い精度は、フラットでも厚盛でも比類のないものでした。」PrintPark社CEO FERIC DANSIK氏の言葉。

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PrintPark社, Istanbul

パッケージ印刷で、PrintPark社はトルコだけでなくヨーロッパ市場でも重要な役割を果たしています。 1974年にMehmet Dansik氏によって設立された同社は現在、息子のFerit氏が率いており、品質と革新に基づく戦略により国際市場で大きくビジネスを拡大しています。

前回のミラノでのLuxePack(高級パッケージショー)とモナコでのCosmo Pack(化粧品パッケージショー)では、PrintPack社が豪華なパッケージングを展示し、参加者の皆がその品質と企画実現力に驚かされました。

360°サービスで高級パッケージングに特化したPrintPark社

この戦略の中心になっているイスタンブールの同社の1万平方メートルの生産施設には、ブランドへのサービスをワンストップで提供できるよう、グラフィクチェーン全体が1つの屋根の下に集められ、年間2,500万ユーロ(約30億円)の収益を生み出しています。

「最近、顧客は不可能を可能にするように私たちに求めています。彼らが求めているパッケージをイメージ化することを支援する能力や、 プロトタイプをオンデマンドで検証し、新製品の生産を非常に迅速に最高の品質と量で開始する能力が求められます!

ブランドオーナーは、これらのさまざまなサービスをすべて我々が自社で管理し、ワンストップで提供することを求めています。 我々のクリエイティブなデザイン部や、パッケージスタジオ、HUVプレスを備えたオフセット印刷部門、そして完璧な後処理部門との連携によりこれらの要求に応えることができています。

パッケージにはデジタル加飾が必須です

仕上げと加飾の領域で、PrintPark社はこれまで、従来方式のUVニスやホットフォイルなどの伝統的な技術を所有してきました。 これらはパッケージビジネスを拡張するために必要な一般的なテクノロジーですが、Ferit Dansik氏が説明するように、もはやこれでは十分ではありません。

「ブランドは永続的に進化する必要があります。 彼らは常により高いパフォーマンスを要求します。特別な印刷効果とコレクターパッケージングのショートとミディアムシリーズは​​非常に人気があります。

 並行して、可変データキャンペーンを使用したバージョニングがだんだんと増えています。これは、同時に同じパッケージをまとめて印刷していた製品群が減少したということです。」

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トルコで最初のMGI JETvarnish 3D Evo B1 +フォーマット(75x120cm)

このような市場状況の中、Ferit Dansik氏は、市場の期待を超えることを念頭に、デジタル加飾テクノロジーに注目しました。

「印刷市場において、デジタル装飾は、スポットUVニスとホットフォイルをフラットまたは3D効果を実現し、固定・可変データを使ってコレクターパッケージングやバージョニングキャンペーン用の特別印刷を提供することにより、真の差別化の方法を私たちにもたらしました。

従来のテクノロジーではこのようなことは不可能でした。 市場で他の提案も考慮しましたが、私たちの検討はすぐにMGIのB1(75×120)JETvarnish 3D Evoに集中しました。

これは、生産機としての生産能力やその品質、特に触覚ニスの付着の均一性が、真のデジタルスクリーン印刷というべき非常にユニークな利点を提供していたためです。 またフラットニスの完璧さとホットフォイルの極めて高い精度は、フラットでも厚盛でも比類のないものでした。」

UVニスの印象的な品質と低消費量

2018年1月にフランスのフレスネで最初のテストが開始された後、MGIの本社ショールームで購入注文が6月に確定し、9月にデジタルインクジェットプレスが設置されました。

「MGIとのビジネス関係は誠実かつ直接的であり、Fresnesで実現したテストは成功しました。 私たちに提供されたサンプルは特に複雑でした! とFerit Dansik氏が説明します。

「JETvarnish 3D Evoをインストールしたことで、MGIが提供するアフターサービスの品質を評価できるようになりました。これは非常に重要な点です。 この装置の設置により、敷地内にデジタル印刷専用の新しいスペースが誕生しました。 4か月の運用後、JETvarnish 3D Evo B1の生産性とニスの消費量が少ないことに満足しました。

JETvarnishがPrintParkのデジタル部門を発足させた

Print ParkのJETvarnish 3D Evoは、製造チームに直ぐに受け入られました。 またその数か月後には力強く発展することになるデジタル印刷部門を開設する機会ともなりました、とFerit Dansik氏は語ります。

「MGIのJETvarnish 3D Evoにより、非常に有望な新市場を開拓することができました。 私たちは、非常に革新的なパッケージに取り組んでいるお客様の期待に3D Evoを活用して何とか応えることができました。 この成功により勇気付けられた我々は、新たな方向性として社内にデジタル印刷部門を本格的に設立することにしたのです。

MGI Digital Technologyとのやりがいのある相互ビジネス関係を開始できたことを嬉しく思います!」

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