IGAS 2022で見つけたデジタル加飾

2022-12-01 :デジタル加飾トレンド情報(2022年11月IGAS)

「IGAS2022」(国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展)が11月24日~28日、東京ビッグサイトで開催されました。4年ぶりのIGASの統一テーマは、「Venture into the innvation!〜新たなイノベーションへの挑戦〜」。同会場で見つけた印刷後加工のイノベーションである、デジタル加飾関連展示をレポートします。

最新デジタル印刷技術とクリエイターの創造性が融合

アートとテックのコラボが新たなトレンドとして注目されるかもしれません。「Smart Factory Zone」では、「ART×TECH」をテーマとしたデザイナーズブランド「fair enough」とプリンターメーカーのコラボ展示を行っていました。

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武者絵-MUSHAE-

左の写真「武者絵-MUSHAE-」はコニカミノルタのAccurioJet KM-1eとJETvarnish Evoltion+iFOIL Lの印刷加工技術とデザイナーの創造性が融合した作品です。金箔の輝きが人目を引きます。

コニカミノルタ

インクジェットスポットUVニスコーター「AccurioShine(アキュリオ シャイン)3600」は、UVインクジェット方式によるニス加工機とMGI社製の箔押し機「iFoil One」が一体となったデジタル加飾機です。

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エンボス(厚盛り)効果のある3Dニス加工からメタリックな表現を実現する箔押しまで、付加価値の高い加飾印刷物をシームレスに対応。さらに版や型を作成する必要がないため、最低1枚からニス加工や箔押しが可能です。

同機は、中規模の印刷会社をターゲットにしたMGI社製「JETvarnish 3DS」の後継機種で、初めてコニカミノルタブランドAccurioShine を冠し、MGI社の革新的なテクノロジーとコニカミノルタ品質の信頼性が統合された、新しいデジタル加飾システムです。

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株式会社 研文社や島津印刷株式会社からの魅力的なデジタル加飾事例の展示もありました。

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桜井グラフィックシステムズ

デジタルではありませんが、従来のスクリーン印刷機へのオプション搭載が可能な箔押し加工機 LQM-105 EVOを展示していました。

LQM-105 EVOはスクリーン印刷機とのライン化で、スクリーン印刷の厚盛りUVニスに箔を熱圧着させます。工程はスクリーン印刷で基材表面に厚盛り印刷したUVニスをUVシステムで硬化させたのち、LQM EVOLUTION(LQM EVO)がニス塗工箇所に箔材を熱圧着する工程をワンパスで処理します。

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特別な箔型の製作を必要としないため、低コスト性に優れており、また必要なポイントにのみホットスタンプ効果を得られるため生産性が高く、箔に機能性を持たせられ、全面張りや多面付けができるため、見当精度が高いといった特徴があります。

デュプロ

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「デジタルスポットUVコーター DDC-8000」はB2サイズに対応し、厚盛デジタルスポット印刷加工を簡単操作で1枚(版不要)より加工可能で、更にニスを接着剤としたコールドフォイル加工により、金・銀等の可飾が可能です。ニスによる艶やかな輝き、触れたくなる立体感を印刷物に与え高級感を高めます。

日本製図器工業(NSK)

デジタル加飾機 Scodixの展示はありませんでしたが、NSKブースでは、Scodixによる名刺やグリーティングカードなど、様々なサンプルが展示されていました。

A3 Tech Co., Ltd.(韓国)

A3ノビサイズ対応のデジタルスポットUVコーターBEATUSの展示がありました。リコーのインクジェットヘッドを使用し、コーティング厚30μ~160μ、最速1,200枚/時、箔ユニットの装着でデジタル箔押しを提供します。

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各種デジタル加飾機や事例・用途展示を通し、デジタル加飾の認知度向上と理解を深める大変良い機会でした。

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